㈱山広の
はりまの杜 しそう杉の家
宍粟産の木材にこだわり
デザイン性と耐震性を両立

同社の新築戸建てブランド「はりまの杜 しそう杉の家」。自社製材の杉を使った和モダンな住宅は、機能性とデザイン性に優れ、グッドデザイン賞にも輝いています。
1958年、林業が盛んな宍粟の地で製材所として創業し、やがて建築業にも進出。しかし、安価な輸入材の台頭により、製材部門を譲渡するなど、道のりは順風満帆ではありませんでした。三渡眞介社長の父が社長を務めていた80年、一件のリフォーム工事を受注したことが好転のきっかけに。「当時、単価の安いリフォームは敬遠しがちでしたが、数をこなせば業績は上向くと手応えをつかんだのでしょう」
リフォーム事業が軌道に乗ると、先代はプレカット機などの製材機器の導入を進めました。それらを生かすためには新築部門の強化が急務と考えた三渡社長は05年、志願してリフォーム部門から異動。ブランド構築に着手します。気鋭の建築家の下でデザインを学ぶ傍ら、基本構造では直下率を重視。直下率とは、上下階で柱や壁の位置がそろう割合で、高いほど地震に強いとされます。デザイン性と耐震性を両立させた“ヤマヒロの家”は展示場でも注目度が高く、受注は堅調です。「新築を増やすことで、地元林業の振興につながれば」。地域貢献も視野に、さらなる成長を目指します。
