リビルト部品
豊富な品ぞろえと品質の高さで
顧客からの信頼を得る

リビルト部品とは、廃車となった車から使える部品を取り出して分解、洗浄し、劣化パーツは新品に交換した上で再度組み立てたものです。主に自動車部品卸業者を介して、カーディーラーや自動車整備工場へ納品されています。
同社は、自動車部品会社のリビルト部門で20年以上のキャリアを積んだ宮脇康年社長が2002年に創業。普通車用のステアリングギアボックスなど3品目でスタートしましたが、顧客からさまざまなリビルトの依頼を受けるうち、ラインアップはトラックやトレーラー、建設機械も含めて100品目以上に増えました。「部品の構造を徹底的に調査、研究し、上質のリビルト部品を作っています」と話すのは宮脇幸雄専務。品質管理も徹底しており、全製品に品質保証書を発行していることも顧客の信頼を集めている要因です。
また、同社の製品には純正部品の弱点を解消したものもあります。例えば、トラックの排出ガス浄化装置はエンジンの圧力で有害物質を捕集するフィルターの位置がずれやすいことから、ずれ防止のストッパーを付けました。
創業からの事業活動が評価され、昨年度の兵庫県環境にやさしい事業者賞を受賞。「今後はEVなどの新しい技術への対応力を高めなければ」と宮脇専務は気を引き締めます。