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2026年3月号

㈱イノテック

川辺郡猪名川町紫合字神子ケ谷11-1

TEL.072-765-3588

事業内容/精密部品加工、衛星通信部品加工、航空宇宙部品加工

社長/井上寛司

https://www.inot.co.jp

設備貸与(割賦)制度を 利用して

  • ●最新設備を導入し効率化できた
  • ●高額設備を所有することができた
  • ●分野拡大と内製化に挑戦できた

この事業について

最新設備の連続導入で
高度な要求に対応
航空宇宙部品加工のトップランナーへ

㈱イノテック

社長井上寛司
2024年に導入した24時間無人稼働仕様の横形マシニングセンタ

旋盤加工品から精密部品の製造へ

 自然豊かな猪名川町に工場を構える同社は、精密加工技術を駆使して高い精度と品質が要求される情報通信関連部品や航空宇宙部品を製造しています。
 「ISO9001を基盤に、2021年には航空宇宙業界の国際品質マネジメント規格AS9100を取得。主要取引先である一次サプライヤーからの高度な要求にも自信を持ってお応えできる体制が整いました」と井上寛司社長。規格取得を機に、神戸を拠点とする航空機部品製造の中小企業グループ「神戸エアロネットワーク」に入会し、新規顧客層との取引拡大につなげています。
 同社は1956年、「井上鉄工所」として井上社長の祖父が伊丹市で創業。主に油圧チャックなどに使われる旋盤加工品を生産していました。当時を知る先代社長の井上敏明会長は「近隣でご縁をいただき、電気通信機メーカーとの取引が始まり、情報通信関連、続いて航空宇宙分野へと事業が広がっていきました」と話します。三次元測定機などの最新機器をいち早く導入しながら、創業者の信念「納品後クレームゼロのモノづくりをする」の下に品質を維持。加えて、多品種少量にも対応する生産体制、短納期、ワンストップ生産による適正価格を武器に業績を伸ばし、97年、工場拡充のため現在地に移転しました。

2025年に導入した立形マシニングセンタ

新規設備導入で効率化と増産を実現

 2018年、社長に就任した井上社長は高度化する顧客要求に応えるため、19年と23年から3年連続の計4回、ひょうご産業活性化センターの設備貸与(割賦)制度を利用し、最新設備を相次いで導入しました。「高額な設備を低利で借りられ、最終的には所有権を得られるのが魅力です。設備投資は会社の未来への投資。迅速で柔軟な支援のおかげで、タイミングを逃さず導入することができました」
 新規の設備導入は、人材育成にも貢献していると言います。「素材調達からCADモデリング、NCプログラミング、機械オペレーションまでを一人で担当するため、育成には時間がかかります。作業と後進の指導を並行している熟練工員にとって、特に24年に導入した24時間無人稼働仕様の横形マシニングセンタは作業効率化の強い味方です」と井上社長は話します。
 アルミの高精度加工を得意分野とする同社は、他素材加工の受注拡大と内製化を目指して25年には高剛性、高スペックの立形マシニングセンタを導入。「顧客の期待を超える仕上がりを追求し続けるため、一人でも多くの優秀な技術者を育て、猪名川から世界に通用する精密加工部品を提供します」。同社の挑戦は続きます。

2019年に導入した立形マシニングセンタも現役です

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