地域貢献活動
イベント参加や選手育成を通して地域に愛されるチームへ

同社は2016年、姫路市出身で元バレーボール女子日本代表監督の眞鍋正義さんが立ち上げた日本初のプロバレーボールチーム「ヴィクトリーナ姫路」の運営会社として誕生しました。「姫路から世界へ」をミッションに掲げ、18年にVリーグ(当時)に参入。昨年は皇后杯を制して初タイトルを獲得するなど、強豪チームへと成長を遂げています。
「プロチームとしてSVリーグで好成績を収め観客動員数を増やすことは当然ですが、バレーボールの普及を通して地域に恩返しすることも大切な使命です」と上原光徳社長は話します。23年に小・中学生向けの教室を開設したのに続き、今年5月には世界に通用するエリート選手を育成する「ユース15」を設立。オフシーズンにはレギュラークラスの選手も小学校等でのイベントに参加します。さらに、市の中学校部活動の地域移行により26年度から始まる「姫カツ」への講師派遣も予定しています。
26年10月にはJR手柄山平和公園駅(同年3月開業予定)前に完成する「ひめじスーパーアリーナ」に本拠地を移します。「三ノ宮と新駅の所要時間は45分。神戸からの集客に力を入れるとともに、県内全域で愛されるチームを目指します」。設立から10年、新たなステージへ突入します。