事業展開力
レンタルマットを入り口に
多彩なサービスを提案
井野貴人社長の父、寛さんがレンタルマット事業で創業したのは1985年のこと。メーカーから直接仕入れ、全て直営でレンタルすることで料金を抑え、阪神間を中心に着実
に取引先を増やしていきました。
「レンタルマットを取り換える頻度は2週間に1回。1年で26回訪問します。おのずと顔なじみになり、頼られることが増えていきました」と井野社長。その後、清掃サービスやAED設置など事業を広げていきます。尼崎市内の大手製造メーカーからは、レンタルマットや各種清掃作業だけでなく、社内売店を運営していた子会社の清算に伴い、その運営を引き継ぎました。さらに昨年9月からは社内居酒屋の運営も任されています。
レンタルマットの取り換えで訪問する際はアルコール除菌剤などの販売も併せて行うことで顧客との接点を増やしています。また、インスタグラムにビジネスへの思いを写
真と共に載せたことがきっかけで、遠く関東の会社からもレンタルマットを受託するようになりました。
5代続くようにと創業者である父が名付けた社名。「これからも時代やお客さまの変化に合わせながら、地に足を着けて事業を展開していきたい」と先を見据えています。