介護事業
自身の経験を基に
利用者と家族に必要なサービスを提供
同社は介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、介護・デイサービス施設などを神戸、加古川、姫路エリアで展開しています。
糟谷有彦社長はソフトウエア会社に勤務していた頃に開発した介護施設向けソフトを販売するため、2001年に同社を設立しました。「脳梗塞で半身まひになった父がリハビリで苦労していたことがきっかけです」。ソフトの効果を実証する場として03年に、トレーニングを提供するデイサービス施設「アーチ」を神戸市内に開設。また、父親を在宅で介護していた母親の大変さを目の当たりにしていたことから、09年には要介護者と健常者が2人で入居できる施設「翔月庵」をメインとした住宅事業もスタートしました。
創業時の事業から派生した介護システム開発事業では、介護保険請求システムを核に、心拍・呼吸・体動センサー等のICT機器を自由に組み合わせられる仕組みを提案。また、介護に付随する給食事業、介護人材紹介・派遣事業なども手がけ、介護事業者をトータルで支援しています。
「喫緊の経営課題は人材の確保と教育」と話す糟谷社長。システム活用による業務効率化を進める一方、M&Aを推進し、高品質なサービスを維持していこうとしています。