㈱年輪のこだわりの給食
質の高い料理を営業力に取引先を増やし続ける

同社は、高齢者施設や学校向けに給食事業を営んでいます。西澤健作社長は板前から給食会社に転職し、高齢者施設で調理を担当したことが起業の動機になったといいます。「料理の内容はそっちのけの利益重視の会社で、手間暇かけたものを食べてほしいという思いを強くしました」
2016年に創業すると、手がける料理はたちまち評判となり、さまざまな施設から声がかかるようになりました。現在、取引先は約30施設に上り、従業員数は創業時の3人から200人に増えました。西澤社長は選ばれる理由を「使用食材の品質の高さと種類の多さ、そして丁寧な調理」と話し、それを可能にする要因の一つとして営業に人件費をかけないことを挙げます。「料理で評価されれば取引は増えると思っていました。一番大切なのは、毎日顔を合わす調理スタッフと施設関係者が信頼関係を築くことです」
昨年4月には神戸市西区にセントラルキッチンが完成。「各施設の調理工程を段階的に移行し一元化することで、生産性の向上を図ります」。さらに、秋からは食肉加工業者の依頼でレトルトカレーの製造も始めました。「OEMも増やしてセントラルキッチンの稼働率を上げることで、地域の雇用創出に貢献できればと考えています」
