㈲戎屋菓子店の
似顔絵ケーキ
“おうち時間”で大ヒット
似顔絵チョコを載せたケーキ

多可町にある同店は、創業130年を超える老舗和菓子店。4代目の園崎順也社長は神戸の和菓子店で修業を積んだ後、洋菓子も学びたいと専門学校に入学し、フランス留学まで経験しました。「和菓子一本だった頃の客層は40代以上が中心。30代以下に和菓子の魅力を知ってもらうため、まずはケーキで心をつかもうと考えました」
入店後、本場仕込みのケーキやチョコレートを手がける一方、初なりの巨大イチゴにチョコレートをかけた“映え系”も販売。SNSで発信すると、たちまち反響を呼んだのが、コロナ禍の2020年に開発した似顔絵ケーキです。依頼者から送られてきた写真を見ながら、透明フィルムの上にチョコレートで輪郭や顔のパーツを描き、カカオバターで色付けしたホワイトチョコを流し込みます。「外出できない中、誕生日やクリスマスくらいはぜいたくな時間を過ごしたい人が多いのではと思いました」。予想は的中し、1個1万円以上の高額にもかかわらず、注文が殺到。瞬間冷凍により全国へ発送しています。
名物の酒まんじゅうから季節の果物を使ったケーキまで多彩な商品が並ぶ店内は始終、客でにぎわっています。「伝統を守りつつ、新商品の開発も続けたい」と意気込みます。
